こんにちは。愛知県安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
本日は、広島市の南ケアマネット・南区地域包括支援センター主催の研修会に講師としてお招きいただきました。
テーマは「ハラスメント対策の強化~介護支援専門員を離職させないためのメンタルヘルスケア~」
2022年4月から、中小企業のパワハラ防止策が法律により義務付けられることを受けて、本年度の介護報酬改定では、全ての介護サービス事業所に「適切なハラスメント対策」が求められることになりました。
そのため、今回は介護支援専門員や事業所の管理者の方々を対象に、ハラスメントに関する説明や、事業所レベル&個人レベルで必要とされるハラスメント対応について、ワークも交えながらお話をさせていただきました。
今回の内容のポイントとしては、①ハラスメントは「コミュニケーション」と「マネジメント」の課題であること、②ハラスメントは誰もが被害者、加害者、関係者という「当事者」になる可能性があること、の2点なのですが、大切なのは他人事ではなく自分事として思いを寄せることだと私は考えています。
その点で、ハラスメント対策というのは、組織のトップに立つ方には必須の視点であり、また一人ひとりが身近にある小さなハラスメントに対して、声をあげていくことが大切だと考えています。
今回、Zoomでの研修だったのですが、主催者の方から100名の定員がすぐに満席になったと聞いて、その企画力の高さに感服するとともに、多くの専門職にとって関心の高い事柄であることを実感することができました。
私も上司からのハラスメント被害を受けて苦しんだ過去がありますが、多くの人にサポートをしていただいたことで、回復することができました。
ハラスメントを行うのが人であれば、傷ついた心を癒したりサポートできるのも、また人であること。
そのことを心に留めつつ、温かな心と高い専門性をもって、周囲の人のサポートができる人間でありたいと、あらためて心から思いました。
南ケアマネットの会長の鹿見様をはじめ、今回ご参加いただいた多くの方々に、厚く御礼申し上げます。
素敵なご縁に感謝・感謝です。
西三河のお悩み・心配ごとのご相談は「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」
介護・福祉分野の事業所の研修・コンサルティングや各種ワークショップも承っております。