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うつと不安への認知行動療法(UP)

うつと不安への認知行動療法(UP)とは

うつと不安への認知行動療法は、うつや不安をはじめとしたさまざまな心の問題に共通している「感情との付き合い方」に焦点を当て、つらい感情への対処法を学んでいく心理的なプログラムです。

人は不安や悲しみ、怒りなどの感情が強くなると「こんな気持ちを持ってはいけない」と自分を責めたり、その感情から逃げようとしたりすることがあります。

しかし、感情を否定したり避けたりすると、その場では少し楽になったように感じても、長い目で見ると苦しさが続いてしまうことがあります。

このプログラムでは、つらい感情をなくすことを目標にするのではなく、その感情を理解し、受け入れながら、上手に付き合っていくためのスキルを段階的に身につけていくことを目指します。

どのような症状に効果があるのか

うつと不安への認知行動療法は、日常生活の中で強い不安や落ち込みに悩んでいる人に対して、症状を和らげる効果が期待できるプログラムです。

例えば、テスト前になると不安で集中できなくなる人や、人前に出ると強く緊張してしまう人、失敗を必要以上に気にしてしまう人、気分の落ち込みが長く続いている人などに役立ちます。

また、人とのかかわりに怖さを感じる場合や、パニックのような強い緊張反応が起こる場合にも、症状の改善に効果があることが報告されています。

うつと不安の認知行動療法の特徴

うつと不安への認知行動療法の大きなメリットは、一時的な対処ではなく、自分自身が長く活用できる「感情との付き合い方」を身につけられる点にあります。

プログラムを通して、自分の感情がどのように生まれ、どのようなきっかけで強くなるのかを理解できるようになります。

そして「きっと失敗するに違いない」といった極端な考え方に気づき、より現実的で柔軟な物事の捉え方へと変えていく力を身につけていきます。

このプログラムは、うつや社交不安症、パニック症の改善について科学的な効果が確認されており、大人だけでなく10代の若者を対象としたプログラムも用意されています。

当所では、ワークブックやパソコンのスライドを活用しながら、段階的に学べる形でプログラムを提供しています。

<参考文献>

・デイビッド・H・バーロウ「うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル ワークブック(改訂第2版)」診断と治療社、2024.

・デイビッド・H・バーロウ「不安とうつの統一プロトコル セラピストガイド」診断と治療社、2012.

・ジル・エレンリッチ「10代のための感情を味方につけるプログラム ワークブック」福村出版、2021.

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投稿日:2026年3月5日 更新日:

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