こんにちは。愛知県安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
昨日は日本福祉大学の専門演習Ⅰ・Ⅱのゲスト講師としてお招きいただきました。
今日のテーマは「自己表現について考えよう~アサーションのすすめ~」
緊急事態宣言が出ているため、今回もZoomでの開講となりました。
アサーションとは、自分も相手(他者)も大切にすることを目指した適切な自己表現のこと。
それは「言い方」や「表現方法」にとどまらず、お互いのことを尊重するという考え方でもあります。
対人援助の専門職だけではなく、近年ではビジネス分野でも注目を浴びているアサーションですが・・・。
アサーションの考え方では、自己表現について、以下の3つのタイプにわけて考えます。
攻撃的(アグレッシブ)な自己表現
非主張的(ノンアサーティブ)な自己表現
アサーティブな自己表現
今回は基本的な考え方だけではなく、アサーティブな自己表現と、それ以外の自己表現の違いについて「体感」できるように、ロールプレイ等を取り入れたプログラムをご提供させていただきました。
3年生と4年生の別々のクラスで、それぞれ同じ内容の講義をさせていただいたのですが、取り組む雰囲気や反応が大きく違っていて・・・あらためて体験型のプログラムの深みと面白さについて考えさせられました。
そして、一人ひとりの学生さんの現実場面に即して、アサーションによる対応について検討していったのですが、その内容を聞いていると、みんな勉強にバイトに忙しく、本当に頑張っているなぁとしみじみ。
大学生はヒマだから・・・なんていうのは、大昔のステレオタイプなイメージだとつくづく感じます。
母校の学生さんのみずみずしい感性に元気をいただいて、私も日々のお仕事に励みたいと思います。
素敵なご縁に感謝・感謝です。