こんにちは。愛知県安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
本日は顧問契約を結んでいる西尾信用金庫にて、支店長研修の講師をさせていただきました。
テーマは「ハラスメントに関する基礎知識~心地よく働ける組織づくりのために~」
どの業界においても、それぞれ大変なことがあるかと思いますが、色々とご相談をお受けする中で、金融業界ならではの厳しい状況や環境があるなぁと感じさせられることが多くあります。
そのような中で、支店の責任者としてマネジメントを行っている支店長の皆様方のご苦労は、ひとかたならぬものがあることと思います。
チームを率いて着実に業績を上げなければならず、しかしながら以前のような体育会系の指導が通用する世の中でもなく・・・マネジャーにとって、受難の時代と言われるゆえんです。
今回は、ハラスメントに関する基礎知識ということで、事例検討を行いながら、各種のハラスメントの理解や対応方法について、一緒に学ばせていただきました。
実はハラスメントに関する対応を行う際には、その行為がハラスメントかどうかを判断するだけではなく「よりよいマネジメントを丁寧に積み上げていく」という視点が、とても重要だったりします。
今まで、法律によって規定されていた「パワーハラスメント」「セクシャルハラスメント」「マタニティ(パタニティ)ハラスメント」「ケアハラスメント」の4つに加えて、この6月からは新たに「カスタマーハラスメント」も法律により規定されることになります。
このように、時代と共にコンプライアンス&ガバナンスの視点を含め、社会から企業に求められることは、年々大きくなってきています。
だからこそ、いわゆる「オイコラマネジメント(オイ!コラ!と圧を掛ける指導法)」だけでは通用しない世の中になっていますし、「あの手、この手」といった、複数の具体的なマネジメントスキルを使い分けながら、かじ取りをしていくことが求められる時代になっています。
マネジャーの皆様にとっては、そんな大変な時代ではありますが、それぞれの企業や事業所の皆様方とのご縁を大切にしながら、各種の研修やご相談の機会を通して、少しでもお役に立てるように、私も日々努力を重ねていく所存であります。
今回、お忙しい中をお集まりいただいた支店長の皆様と、温かなご配慮をいただいた人事部の担当者様に深く御礼申し上げます。
素敵なご縁に感謝・感謝です。