こんにちは。愛知県安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
今日は安城市内の小中学校の先生方を対象とした講座に、安城市不登校ひきこもり支援ネットワークの一員として参加させていただきました。
テーマは「個への支援~不登校児童生徒理解と支援のヒント」
パネルディスカッションとグループトークの2部構成で、今回の私のお役目はパネルディスカッションの司会とグループトークのファシリテーターでした。
前半のパネルディスカッションは「居場所から見る子どもの姿」という話題で、安城市内で不登校の子どもたちをはじめ、地域の子どもたちのために熱心に活動をしていらっしゃる4人のパネリストの方々にご登壇いただきました。
どの方にも共通しているのは「誰かではなく、自分自身ができること」に、一生懸命取り組んでいらっしゃること。
地域の子どもたちと誠実に向き合って、地に足の着いた実践を重ねられている皆様のお話は、ひとつ一つの言葉に説得力と引き付けられる魅力があって、お役目を忘れてついつい聞き入ってしまうほどで、大変勉強になりました。
そして、後半のグループトークでは参加されている先生方と、不登校の子どもを持つ親御さんとが小グループになって「不登校の子どもへの対応で大事にしていること」と「困っていること、知りたいこと」について、それぞれの立場からの伝え合いを行いました。
不登校やひきこもりなど、社会的に話題になるような子どもの課題に関する話になると、ついつい「学校が」とか「保護者が」という大きな主語になったりして、結果としてお互いの分断を誘ったり、オブラードに包んだような話になることも多いものですが・・・。
今回参加されたどの先生方も親御さんも、大きな主語で語ることなく、常に「自分ごと」として、丁寧に対話を重ねていらっしゃるのが印象的でした。
私はファシリテーターとしての参加だったのですが、子どもたちのためにできることについて、真摯に話し合われている姿に、じんわりと胸が熱くなって・・・素敵な時間をご一緒させていただきました。
今回、日程等の都合でほとんど事前準備に参加することができなくて、本当に私でいいのかしらという若干のとまどいと、申し訳なさを感じつつ、司会とファシリテーターというお役目を引き受けたのですが・・・。
前年に担当された方が作成されたプログラムが、大変よくできていて、何とか無事にお役目を果たすことができました。
今回、事前準備に多大なる力を注がれた安城市不登校ひきこもり支援ネットワークの代表の朝倉さんと副代表の堀さん、お世話になっているお仲間の皆様、パネリストの皆様、不登校経験者の親御さん、そしてご参加いただいた多くの先生方に、心より感謝申し上げます。
素敵なご縁に感謝・感謝です。