こんにちは。愛知県安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
今日は西尾信用金庫にて支店長研修の講師をさせていただきました。
テーマは「マネジャーのための実践メンタルヘルス研修~あなたの部下の心は何色ですか~」
お仕事の中でよくマネジャーの方とお話をする機会がありますが、メンタルヘルスに関して「具体的に何をしたらよいのかわからない」という声を聴くことがあります。
実際にマネジャーが部下や同僚のメンタルヘルスを向上させるためには「気付く」「観察する」「行動する」という3つのアクションが必要となります。
そこで、今回はポリヴェーガル理論という考え方に基づいて「マネジャーに求められるメンタルヘルスの視点」や「心と身体の状態を赤・青・緑の3色で見立てる方法」について、講義やワークを通して一緒に学ばせていただきました。
ちなみに心と身体の状態(自律神経系の状態)を3色に見立てる方法については、近年さまざまな先生方が書籍を出版したり、各種のセミナーを開催されていて、私もカウンセリングの中でよく活用させていただいています。
ワークの中では「赤色=闘争・逃走モード」「青色=凍りつき・シャットダウンモード」「緑色=つながり・安心・安全モード」という3色に見立てながら、色鉛筆を使ってご自身の状況を振り返っていただいたのですが・・・。
その中で、ご自身の苦しさを実感したり、支えてくれていることを見つけたり、ユーモアがあふれたりと、一人ひとりの参加者が、自らの心と身体の状況について、柔らかく受け止めてみえたことが印象的でした。
また、部下の心と身体の状況を見立てるワークでは、架空事例を通して、具体的にどのような方法で「緑色=つながり・安心・安全モード」を拡げていくのかについて、みんなで知恵を出しながら、その対応方法を考えていきました。
今の時代は、部下の指導や労務管理について世間から厳しい目で見られることが多く、マネジャーの皆様にとっては、本当に大変な時代だと思います。
今回、ご参加いただいた支店長の皆様は、とても熱心で誠実な方が多く、私自身も色々と学ばせていただくことがありました。
大変な状況の中でマネジャーとして活躍されている全ての人たちに、対人援助職である私はどのような形でお役に立てるのか・・・。
その意義について、きちんと考えていきたいと思った一日でした。
今回の研修では、人事部の皆様や参加者をはじめ、多くの方々に温かなご配慮とご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
素敵なご縁に感謝・感謝です。