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私の履歴書

私の履歴書(5)~自分のペースで過ごした大学時代~

更新日:

 1年間の浪人生活を経て、何とか社会福祉系の大学のⅡ部(夜間部)に潜り込むことができた私は、親元から離れてアパートで生活するようになりました。

 私が通っていた大学は、海沿いにある田舎の大学で、周りは海と田んぼだけという、本当に穏やかな環境でした。

 そんな環境の中で、親元から離れて自分のペースで生活しはじめたのですが、そのことがよかったのか、この時期にうつの症状も軽減し、精神科のクリニックへの通院と服薬から離れることができました。

 夜間の大学だったので、日中は自分自身がやりたいと思っていることにしっかり時間をかけて取り組むことができたことは、今考えると私自身の育ちに非常に役立ったと思います。

 日中はアルバイトでは育児グループや障害児支援の現場で働いたり、パンのセールスをしていましたし、ボランティアではBBS活動(非行少年との友だち活動)やメンタルフレンドなど、子どもたちと携わる活動に参加していました。

 特にBBS活動やメンタルフレンドでは、個別のケースを担当して自宅に訪問する形で支援を行っていましたが、その子の自宅や活動範囲において支援を進めていくことの重要性について、実感する場面が数多くありました。

 これらの活動から、アウトリーチ(対人援助者が相手のところに出かけていって行う支援の形態)の支援の利点やその効果、そしてやりがいなど、多くのことを私は学ばせていただきました。

 また「はじまりは出会いから」「まずは出かけていくこと」といった私の対人援助者としてのスタンスも、この時の経験によって育まれたといっても過言ではありません。

 もう一つ、私にとってよかったのは、サークル活動などを通して、さまざまな友達と出会えたことでした。

 夜の9時過ぎに講義が終わると、だいたい友達の家に行って、お酒を飲みながら一緒にゲームをしたり、ちょっと真面目に人生について語り合ったりしていました。

 そうした友達との気兼ねのない時間は、とても楽しかったですし、私にとってはある種の「リハビリ」や「トレーニング」の時間でもありました。

 もちろん、ただただ平和な4年間だったわけではなく、友達との関係に悩んだり、恋愛に翻弄(?)されたりと、色々な出来事がありました。

 しかしながら、どんなことがあっても、最後のところは「友達だから」という言葉で、お互いに認め合い、尊重するといった付き合いができていたと思います。

 そのような体験は、その時期の私にとって非常に重要で、かけがえのない体験であったと思います。

 あっという間に4年間が過ぎ、自由で楽しい大学生活にも終わりが近づいてきました。

 卒業を目前にして、就職について考えた時に、私はまずはどのような形であっても子どもの仕事に就きたいという希望を持っていました。

 就職活動も決してうまくいった訳ではないのですが、その時に付き合っていた彼女からの紹介で、4年生の3月というぎりぎりの時期に、山のふもとにある自然保育の幼稚園の先生として、何とか就職が決まりました。

 また、卒業時には社会福祉士の国家試験にも合格することができ、何とか大学生活を無事に終えることができました。

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