こんにちは。安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
今日は名古屋市守山区にある「放課後等デイサービス アネラ志段味」にて、保護者の方を対象に「ペアレントトレーニング」をさせていただきました。
「ペアレントトレーニング」とは、お子さんが持っているよいところや苦手なところを理解し、親と子がよりよいコミュニケーションで家庭生活を送れるようになることを目指したプログラムです。
当研究所では、個人またはグループを対象に「1回版」「5回版」「10回版」のプログラムをご用意していますが、今回は保護者会でのセミナーとして「1回版」のプログラムを実施させていただきました。
今回のテーマは「ほめ上手を目指そう!」ということなので、まずはウォーミングアップを兼ねて「自分をほめる」ことからスタートです。
いざ、自分のことをほめるとなると、なかなか思い浮かばないものなのですが、今日はどの参加者の方も、控えめながらもしっかりとご自身のよいところを見つけることができました。
次に「ペアレントトレーニング」についての説明をさせていただいた後に、今度は家族や友達のよいところを見つけて、実際に言葉にしてほめる練習をしていただきました。
ご夫婦で参加されている方は、普段は言葉にする機会がない、お相手のよいところについて、少し照れながらも、何とも言えずいい表情で、心を込めて伝えていらっしゃいました。
そんな素敵な光景に、何だか見ている私の方まで温かな気持ちになってきて・・・いやはや、やはり「言葉にしてほめる」というのは、それだけで周囲の人を幸せにする力がありますね。
そして、子どもをほめることによって起こることや、親子関係の循環、ほめ方のヒントについて学んでいただいた後に、いよいよ自分のお子さんをほめるための「ロールプレイ(実際に練習をしてみること)」をしていただくことに・・・。
まずは「アネラ志段味」の岡田先生と中島先生にお手本を見せていただきましたが、いきなりお願いしたにもかかわらず、笑いを交えつつもポイントを押さえた、素晴らしいお手本を披露していただきました。お2人ともさすがプロですね(^^)
その後、場面を設定しながら、それぞれの参加者の方にもロールプレイをしていただきましたが、どの方もご自身の強みやお子さんの素敵なところについて、上手に取り入れながら「ほめる」ことができていました。
ちなみに、この「ロールプレイ」もそうですが「ペアレントトレーニング」では「うまくいかなくても全然OK!」というのが合言葉です。
大切なのは、まず「やってみる」ことであって、その中で色々な気付きがあったり、心地よい関係に変化させるための「きっかけ」が見つかったりします。
実際にロールプレイをされた参加者の方も「簡潔にほめるのって難しい」とか「子どもの立場だったら、さっきみたいな声掛けをしてもらえたらうれしい」といった、率直な気付きをお話されていました。
ロールプレイの後は、今日学んだことを、ご自宅で行っていただけるように、とっておきの「ホームワーク」の説明をさせていただき、ご提出をお願いしたところで、今回のプログラムは終了となりました。
私が印象的だったのは「アネラ志段味」のお子さんたちは、人懐っこく素直な子が多く、初めて出会った時にも「その子自身の魅力」が感じられるような「あいさつ」をしてくれたことです。
そんなお子さんの姿であったり、保護者の方々が熱心に学んでいらっしゃる姿勢を見ていると、普段から「アネラ志段味」の職員の方々が、丁寧なご実践をされていることが伝わってきて、何だかホッコリとした気持ちになりました。
今回、素敵なご縁をいただいた株式会社オムニの横山様、岡田様、中島様をはじめ、保護者や職員の皆様、そして人懐っこいお子さんたちに感謝・感謝です(^^)
※ 本記事については、事業所と参加者の方の許可を得た上で掲載させていただいています。
※ 写真は「アネラ志段味」様からご提供をいただきました。本当にありがとうございました。
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