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私の履歴書

私の履歴書(7)~一念発起して大学院の修士課程へ進学~

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 私が入学した大学院は、主に社会人を対象にした夜間の修士課程で、福祉マネジメントの実践と研究について学びました。

 この大学院の特徴は、福祉分野におけるマネジメントを「マクロ」「メゾ」「ミクロ」という枠組みでとらえ、その相互の関係性に着目して、実践における課題解決のためのアプローチの開発に力を入れているところでした。

 具体的には「マクロ」では国の政策や制度、「メゾ」では事業所内の適切な経営や運営、「ミクロ」では対人援助の技法や方法論といった内容に関して、それぞれの個別の課題の対する解決方法について学ぶと共に、相互の関係性を捉えて変革していく方法についても学びました。

 はりきって入学をしたものの、さすがに大学院の修士課程ということもあり、求められる内容が厳しくて、自分で望んだこととはいえ「とんでもなく場違いな所にきてしまった」と、入ってしばらくは後悔する毎日でした。

 そんな時に大きな支えとなったのは、やはり人との出会いでした。特に同期の仲間と、講義が終わった後に、夜中の歩道に何となしに集まって、愚痴や弱音を言い合って、励ましあったことはいい思い出です。

 そして、何よりも指導教員である恩師が、研究からプライベートなことまで、何でも親切に相談に応じてくださり、どんなときも支えてくれたことが大きな力となりました。

 修了して年月が経つ今でも、私をはじめ修了生のことを気にかけてくださる懐の深い恩師で、大変お世話になっています。

 この大学院に在籍していた時に出会った方々とは、今でも有形無形のお付き合いがあります。

 その点で、講義や演習を通して学んだ内容以上に「人との出会い」と、それに伴うご縁こそが、大学院で得た一番の収穫であったと感じています。

 ちなみに、私の研究テーマは「高齢者介護事業所における介護職員の離職に関する研究」ということで、職員のキャリア構築や人材マネジメントに焦点を当てた内容の研究をしていました。この研究テーマ自体も、なかなか決めることができず、本当に苦労をした記憶があります。

 また、この大学院は社会人の実践家を対象とした学校ということもあり、演習系の科目が充実しているのも特徴的でした。

 今でも思い出深いのは「スーパービジョン」の演習を受けた際に、自分が長い間勝手に思い込んでいたことについて、スーパーバイザーである教授の鮮やかな介入によって、その意味付けが大きく変わったという体験です。

 自分でもビックリするほどに、そのことに対する意味づけが変わり、それに伴って自らの行動が変化していくのは、目からうろこが落ちるといった感覚でした。

 この「スーパービジョン」で得た内容は、今でも自分の対人援助の実践における「重要な柱」となっています。

 そして、修士課程の2年目には、研究に集中すするため、正社員からパートの仕事にシフトし、ある矯正施設のソーシャルワーカーとして働いていましたが、修士課程の修了後は、愛知県から遠く離れた矯正施設の仕事に転職をすることになりました。

 新たな生活に期待をして赴任したものの、そこでは私にとって2度目となる大きな転機が待ち構えていました。

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