こんにちは。愛知県安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
今日は愛知県蒲郡市で行われた日本ことば療法学会のセミナーに講師としてお招きいただきました。
テーマは「寄り添い型支援の現場から~クライアントから学んだこと~」
私はその語感が好きで「寄り添い型支援」という言葉を使っていますが、近年だと「伴走型支援」という言葉の方がなじみがあるかもしれません。
当所では、子ども・若者や高齢者のクライアントさんに対して「寄り添い型支援」のアプローチで、支援をさせていただく機会がよくあります。
「つながり続ける」ことに価値を置いている点や、お互いに成長し合えるような双方向の関係を大切にしている点など、このアプローチならではの良さや魅力がたくさんあったりして・・・。
今回は「寄り添い型支援」のアプローチの枠組みや、実践における具体的なポイントに関して、私がクライアントさんから学ばせていただいたことを中心に、色々とお話をさせていただきました。
また、日本ことば療法学会のセミナーということで「寄り添い型支援とことば」についてもお伝えしたのですが、日々の実践を振り返ってみると、寄り添い型支援というのは、まさに「ことばが持つ力を活かしたアプローチ」だなぁと感じつつ・・・。
そして「ことばが持つ力」を活かすためには、ことば以前のコミュニケーションが大切だということも、あらためて思ったりするわけです。
同じように「寄り添い型支援」がつながり続けることに価値を置くからといって「問題解決型支援」の視点がなくてもよいのかというと、そんなことは決してなく、むしろ「車の両輪」のような関係を目指していくのが大切だと、私は考えています。
こんなふうに「どっちも大切だよ」なんていうと、優柔不断な感じがしたり、インパクトに欠けるところがあって、今の世の中のトレンドには合わないのかもしれません。
でも、実際の対人援助の現場では、そんな「あいまいさ」が大切だったりするよなぁ、としみじみ感じたりして・・・。
セミナーや講師としてお話させていただくのは、自分自身の日々の実践を振り返ることができる貴重な機会で、本当にありがたく思います。
今回も素敵なご縁に感謝・感謝です。
P.S 無事にセミナーでのお話を終えて、蒲郡駅前にある超レトロな地下街の「ちどり」というお店で、ちょいと一杯🍺
10年くらい前に楽しく飲ませてもらったお店ですが、お店の気安い雰囲気も元気な女将さんも健在で、何とも懐かしくしっとりとした時間を楽しむことができました😋(笑)