今日から数回にわたって「私の履歴書」ということで、私が今までの人生で体験してきたことについて書いていきたいと思います。
それには２つの理由があります。
１つ目の理由は、カウンセリング等の対人援助サービスを行う上では、お互いの信頼関係が大切になります。
その信頼関係を育むための第一歩は、お互いに相手のことを知ることからはじまると、私は考えています。
特にカウンセリングを受けたいと考えている方は、カウンセラーがどんな体験をしてきたり、経歴をもっているのか気になるのではないでしょうか。
そのため、私は少しでも気軽に相談していただけるように、自らの情報について率直にお伝えしていきたいと考えています。
２つ目の理由は、私が対人援助の仕事を志し、長年続けているのは、自分自身が色々な方々から支えられてきたという体験があるからです。
今までの人生の中で、大きな転機（それは危機でもありました）となる出来事が数回ありましたが、幸いなことに周囲の人たちや、時には専門職の方々に支えていただきながら、今日に至っています。
いってみれば、私は対人援助の専門職でもあり、自らが対人援助サービスの当事者でもあったのです。
たとえ専門職であっても、困ったことがある時には、他の人の支えを必要とします。
その意味で、実は誰もが当事者になるということを、自分自身の経験を通して理解できたことは、カウンセリング等の対人援助サービスを実践する上での「強み」になっていると、私はさまざまな場面で感じています。
そんな思いもあり、私がどのような経験をしてきたのかについて、この場を借りて、ぜひ皆様にお伝えできたらと考えています。
もしよろしければ、しばしの間、お付き合いいただけたら幸いです。
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