こんにちは。安城市にある「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田亘です。
今日は安城市内で活動をされている「NPO法人育て上げネット中部虹の会」(以下、「虹の会」)を訪問させていただき、理事長の加藤早苗さんと理事の加藤薫さんに、虹の会の活動内容も含め、色々なお話をお伺いしてきました。
虹の会は若者の社会参加や自立に向けて、さまざまな支援事業に取り組んでいる法人で、活動を開始されてから16年もの間、地域にて支援を必要とする若者を支え続けてきました。
現在は、JR安城駅の南口から歩いて3分の商業ビルに事務所を置いて活動されています。駅からも近く、自動車に乗らない若者でも利用しやすい、明るく落ち着いた雰囲気の事務所です。
虹の会では、若者の居場所としてフリースペースの運営やワークショップの企画を行ったり、若者とその親に対しての相談事業、職業体験、家族への学習会などに取り組んでいらっしゃいます。
今回、事務所を訪問させていただいた際も、制作途中の素敵なバッグが机の上に並べられていて、普段の取り組みの様子を伺うことができました。
また、安城市内だけではなく、豊田市内でも「豊田市若者サポートステーション」を運営されているそうで、不登校のお子さんからひきこもりの方の支援まで、若者を支えるためにさまざまな活動を行っているとのことです。
理事長で心理カウンセラーの早苗さんは、もともとは安城市の社会福祉協議会に勤務されていて、ケアマネジャーとして活躍されていたとのこと。
高齢者の方を支援していて、そのご家族である子どもや孫といった若者世代の人たちの中に、本当に支援を必要としている人々がたくさんいることを知り、何とかしなければという想いから、若者支援の活動をはじめられたそうです。
活動をはじめた当初は、本業のケアマネジャーをしながら、並行をして若者支援の活動に取り組んでいたそうで、若者の支援活動の草分けとして、並みならぬ決意で、その道を切り開いてきたことが伝わってきます。
そのような形で活動を続けているうちに、若者の支援活動に対して、社会からの要請が高まってきたため、社会福祉協議会を退職し、NPOの事業としてスタートをされたとのことです。
早苗さんは「これから高齢者が増えていくけれども、そういう中だからこそ、若い人たちに元気に活躍してほしい」と願いながら、事業に取り組んでいらっしゃるとのことで、その言葉からは若い人への大きな愛情が感じられました。
今回、私も自らの仕事のことをはじめ、色々とお話させていただいたのですが、早苗さんはどんなお話もしっかりと受け止めてくださったのが印象的でした。
短い時間ではありましたが、対人援助者としての大先輩である早苗さんから、その熱意や姿勢など学ばせていただけたことをうれしく思います。
また、理事である薫さんが、補助金や制度のことについて大変詳しく、その内容を丁寧に説明してくださったことも印象的でした。
私自身、補助金に関して知らないことも多く、今回、薫さんが市町村による補助金の内容の違い等について、わかりやすく教えてくださり、大変勉強になりました。
今回、ご訪問をさせていただき、早苗さんの若者への大きな愛情と、薫さんの安定した運営のための豊富な知識があるからこそ、16年間という長い間、地域の方のご期待に応えつづけることができているのだろうなぁと、そのご活躍の一端を感じることができました。
私もさんぽ幸せ研究所を開設したばかりですが、虹の会の皆様のように、地域の方のご要望に応えつづけることができるように、ひとつずつ丁寧に物事に対して取り組んでいきたいと思います。
ちなみに、今回初めてご訪問させていただいたのですが、とても居心地がよかったこともあり、訪問後は、何だか親戚の家に遊びに行った帰り道のような、ほんわかとした気分で帰路につくことができました。
お忙しい中、素敵なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました。
「特定非営利活動法人育て上げネット中部虹の会」 住 所:愛知県安城市朝日町14-1 朝日ビル3F 電話番号:0566-95-3137 開所日:火曜日から土曜日 ホームページ:https://www.nponiji.org |
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